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インプラントを埋入した部分の歯茎がへこまないようにルートメンブレンテクニックを使い抜歯即時インプラント埋入を行った症例
抜歯を行った場合特に上の前歯は歯茎が大きく痩せる場合がありま
す。その原因としては抜歯対象歯が重度の歯周病など大きな炎症を抱
えていた場合や骨の形状等によることが考えられます。上の前歯は審
美領域の為インプラントの被せ物は周囲の歯との色のバランスだけで
なく形態も揃っていることが大切です。そのために歯根の一部を「シ
ェル状」に整え残します。厚さは約0.5~1.0ミリ、長さは約2.0~
3.0ミリ前後です。この方法により上の前歯の抜歯後の骨の吸収を抑
えることができます。以前は人工骨などを使用してきましたが、感染
するリスクもありましたが、ルートメンブレンテクニックはそのリス
クがありません。当クリニックでは抜歯後吸収が予測される場合には
可能な限りこの方法を用いてインプラント埋入を行っています。
1、インプラント埋入前
黄色い矢印の部分の歯が歯根破折しています。
2,インプラント埋入とルートメンブレンテクニック
見にくいかもしれませんが、赤い丸印の部分にシェル状に歯根の一部を
残します。
3,被せ物の装着
インプラント埋入3か月後に被せ物を装着。歯茎の膨らみが維持できて
います。
CT撮影 ¥12000+税
その他保険負担金かかります
相談料 無料
費用
インプラント 1本 35万円+税
合計 35万円+税
治療期間 3か月