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上の前歯5歯欠損を抜歯後即時荷重インプラント埋入と同時に仮歯のブリッジを装着した症例
1,インプラント埋入前
上の前歯5歯繋がったブリッジを外すことになりました。原因はブリ
ッジを支えている歯が歯周病で抜歯をしなければなりません。抜歯を
おこなった後はどのような方法があるのかといいますと、入れ歯また
はインラントになります。ブリッジも治療可能ではありますが、失っ
た5歯を支えるには少なくても同じ数の歯が必要ですから、10歯つな
がったブリッジになります。通常は3歯~4歯までですから10歯にな
ると被せ物の精度が落ちますので、長く機能するかというとかなり
難しい状況です。また針金にない入れ歯もありますが、滑舌や違和感
も大きいために馴染めない場合も多々あります。インプラントでは
失った5歯を3本のインプラント(黄色い矢印)で治療を行えます。
患者様は仕事の都合上歯がないと困るという理由から、抜歯後即時荷
重インプラント埋入を行いました。
2,抜歯とインプラント埋入
抜歯と同時に3本のインプラントを埋入
3,アバットの取り付け
埋入した3本のインプラントのうち、2本が即時荷重ができる条件が整い
ましたのでアバット(赤い矢印)を取り付けました。
4、仮歯の装着
前もって製作しておいたプラスティック製のブリッジを装着します。
これから2か月間は硬い食べ物は咬まないようにすることが大切です。
後日治療の続きは報告します。