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上顎総入れ歯を8本のインプラントを使い固定式ブリッジに変更した症例の8年後の状態
1,インプラント埋入前
上顎が総入れ歯の患者様です。この入れ歯を都内の歯科院まで通い、
作製されたそうですが、やはりうまく噛めない、外れやすい等日常生
活に不具合が生じるために、固定式を望まれて来院されました。通常
はこのような「フルマウス症例」というものは、1年で治療を終わら
せるものです。ただ今回の症例では左右の上の奥歯の骨が大変薄く
2年以上の治療期間を費やしました。
2,被せ物の装着
写真を見ていただいた通り、顎の骨が全体的に吸収しているために、上
下の歯の長さを調整するために、セラミックでできている歯茎色をした
いわゆる「ガム(歯茎)」をつけました。これによって上下の歯の長さ
のバランスがとれます。
3,8年後の口腔内の状態
ガム(歯茎)がついている被せ物は清掃が煩雑になります。そのため
に定期的なメンテナンスを受けていただき、歯科衛生士が丹念に磨き
残しの清掃を行います。そのためにもインプラントの被せ物はセメン
トで合着するのではなく、いつでも脱着できるようにスクリューで
固定すべきでしょう。