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噛む力が強いとインプラントを支える骨が吸収します。
インプラントは人工物ですから虫歯にはなりません。しかし強い力が
長い時間加わり続けるとインプラントを支える骨が吸収をします。
通常の歯ではこのようなことは起きるのでしょうか?答えはYESで
す。歯を抜いてそのままにしておくと歯は動いてきます。倒れてきて
他の歯よりも多くの咬む力が加わると歯を支える骨が吸収し歯が
動いてきます。つまり歯周病です。歯周病は口腔清掃の不良が原因で
引き起こされるだけではありません。噛む力によっても歯周病に
なります。全く同じことがインプラントにも起こります。インプラン
トは天然の歯のよなな「歯根膜」というクッションのようなものが
ありませんので、力がダイレクトに骨に加わります。インプラントを
入れれば虫歯にならないなんでも噛めるということはなく、人工物が
ご自身の体の中で長期にわたりいい状態で機能していくためには、
セルフケアは大変大切です。磨くことだけでなく過度に噛みしめない
ようにしてください。歯がぶつかるときは「食事中の30分」だけです
。お仕事やご趣味で噛みしめるような機会が多い場合には、「マウス
ピース」を是非装着してください。他の歯と比べてインプラントに強
い力が当たりすぎている場合には咬み合わせの調整が必要ですので
定期検診も大変重要です。