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抜歯して、その日のうちにインプラントと仮歯まで入る即時荷重インプラント
1、インプラント埋入前
下の前歯7本が歯周病のために歯がぐらぐらしている状態です。
患者様はインプラント治療を希望されて来院されました。
通常のインプラント治療で有ればどうような治療の流れになるでしょ
うか? まずは抜糸して歯茎の治療を待ちます。抜歯後2~3月後に
インプラントを埋入します。埋入後3か月経過して印象し被せ物を
口腔内に装着という流れです。患者様は一度に7本歯がなくなるので
入れ歯で治療完成まで我慢していただくことになります。お口の
状況は下の前歯だけでなく左上奥歯にもインプラント治療を
行うために、かなり長い期間治療に要します。1本の歯でも欠損する
と満足に食事を摂ることができません。今回の症例では
下の前歯だけでなく、左上奥歯も治療を希望されていますので
なるべく治療期間を短縮したいですね。まして患者様がご高齢に
なるほど、なるべく短期間にインプラントの腫れや痛みを抑えて
治療を終了するよう考えると即時負荷インプラントは大変有効な
治療法です。
2,抜歯を行いインプラントを2本(赤い丸印)埋入します
3,インプラントにアバット(土台)を取付けます。
4,7本つながった仮歯を装着しこの日の治療は終了です。
2か月後には型取りを行う予定です。