記事タイトル
幅がワイドなショートインプラントを使い、サイナスリフトを行わずインプラントブリッジを装着した症例
1,インプラント埋入前
右上3本のさし歯(黄色い矢印)が根が割れてしまい抜歯することに
なりました。患者様は強く咬む習慣があり固定式を希望されました。
方法としてはブリッジまたはインプラントです。まずブリッジを考え
てみますと、3本欠損していますので支える歯は少なくても3本は必要
です。つまり6本つながったブリッジです。上の歯は全部で14本です
から、上の歯の約半分が繫がった形になるわけです。固定式ですから
入れ歯とは異なり安定はしますが、ブリッジの精度、清掃性、審美性
耐用年数さらには咬み合わせなどいろいろな気になる点が挙げられま
す。
2、抜歯とインプラント埋入
いろいろとご相談した結果インプラントブリッジで対応することに
なりました。治療部位は右上糸切り歯のすぐ隣のために日常生活の
QOL(生活の質)を低下させないように抜歯即時と即時荷重が
対応可能なインプラントを選択しました。
3,被せ物の装着
インプラント埋入後2か月で被せ物の製作に入ることができ、3か月で
治療は終了しました。上の奥歯では骨の厚みが常にインプラント治療
の難易度と期間を決定する大きな要因といえます。
今回は直径6ミリ長さ7ミリのショートインプラントを選択することに
より、上顎洞内に人工骨を補填するサイナスリフトやソケットリフト
を回避し、術後の腫れ痛みを軽減し治療期間を短縮することができま
した。赤い丸印は幅が広いショートインプラントを選択することで、
通常のサイズのインプラントと比較して上顎洞内に入るインプラント
の長さは僅かです。そのため人工骨を使用することはありません。
CT撮影 ¥12000+税
その他保険負担金かかります
相談料
無料
費用
インプラント 1本 35万円+税
ダミー 1本 15万円+税
合計 85万円+税
治療期間 3か月