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抜歯即時埋入インプラントの利点その1 歯茎を切開しない
抜歯即時埋入インプラントの利点についてお話しします。
利点その1 「歯茎を切開しない」ということです。
つまりフラップレスということになります。
インプラント手術と聞くと、「歯茎を切る、または骨に孔を開ける」
というイメージがあり「インプラント=痛い」と想像すると思いま
す。私のクリニックには、インプラント手術をされている先生が、
ご自身のインプラントの治療に来院されます。その中には静脈内鎮静
麻酔を希望される先生もおられます。立場が変わると、やはり心配
されるんでしょうかね。「切開しない=痛みを抑える」ということに
つながります。抜歯即時埋入は抜歯後に、歯茎は切開しません。
抜歯した歯の周りにある炎症組織を搔爬する必要がありますが
搔爬は手用の器具ではなく、搔爬専用のバーを使い機械で行います
ので、時間も短く創面は綺麗なため術後に痛みがほぼ出ません。
また審美領域つまり上の前歯でのインプラント手術において
歯茎の厚みが薄い場合、歯茎を切開や切開という処置を行うと
歯茎が途中で切れたり、治癒がスムーズにおこなわれずに
審美的に損なう被せ物になってしまうこともあり、特に注意が必要と
なります。このような場合でも歯茎を切開しないでインプラントを埋
入することは、そのリスクの可能性を軽減することができます。