記事タイトル
治療終了まで10か月を費やした右上奥歯のインプラント症例
右上奥歯の詰め物が外れたと、連絡があり来院された患者様です。
口腔内の状況では歯茎の腫れもなく、再治療して被せ物を入れること
ができそうに見えますが、根の先に生じた膿は母指頭大で、歯の神経
の治療によって改善する見込みはないと判断して、インプラント治療
を行うことになりました。治療方法としては抜歯と同時に膿を搔爬し
て、インプラントを埋入する抜歯即時埋入です。膿が大きいという
ことは、それだけ骨の欠損している量が大きいということで、
吸収性人工骨を使用しました。この吸収性人工骨は体に残ることは
ありません。骨が再生しやすいように血液がその部分に留まる状況
を作り、骨の再生を促す役目をします。通常ならば、骨の欠損具合
から遅くても6か月で結合するとは思いましたが、9か月を経過して
骨と結合することができました。このように、インプラントが骨と
結合するまでの期間には個人差がありますので、感染していなければ
気長にお待ちください。
CT撮影 ¥12000+税
その他保険負担金かかります
相談料
無料
費用
インプラント 1本 35万円+税
合計 35万円+税
治療期間 10か月