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骨が薄い上の奥歯にインプラント 7年後の状態
右上奥歯2本が歯周病で抜歯となり、抜歯即時で2本インプラントを
埋入した症例です。上の奥歯の部分は、そのすぐ上には副鼻腔の
ひとつである「上顎洞」があります。インプラントは上顎洞との
間の骨に埋入することになります。歯周病になると、歯の周りの骨は
吸収しますので、インプラントを埋入する骨の量が少なくなります。
そのため吸収しなくなった骨を上顎洞に人工骨を充填することで
インプラントを埋入できるようにします。その方法がソケットリフト
またはサイナスリフトです。今回の症例はソケットリフトを使い
インプラント埋入7年後には、元々赤い丸印の骨から黄色い丸印の骨
の分だけ増やしました。だたソケットリフトやサイナスリフトには
さまざまなリスクがあります。その一つが充填した人工骨が上顎洞内
に、散らばってしまうことです。散らばると急性上顎洞炎になり
埋入したインプラントは撤去し、数か月後に再手術となりますので
治療期間が長くなります。現在では感染リスクがある人工骨は
使用せず、ワイド径で長さ8ミリ以下のショートインプラントを
使用することで従来のリスクを回避することができます。
インプラント埋入した部位 (黄色い丸印)
CT撮影 ¥12000+税
その他保険負担金かかります
相談料
無料
費用
インプラント 1本 35万円+税
合計 70万円+税
治療期間 6か月