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TCHがある噛む力が強い方とインプラント治療について
右上奥歯のブリッジが外れた患者様です。非常に咬み合わせが強くて
上下の歯が咬耗しています。また歯茎も膨らんでいます。このように
噛む力が強く、常に食いしばりや歯ぎしりをされている方にインプラ
ント治療後に注意することは「噛みすぎないようにする」ことです。
いつも強く咬む癖がある方はTCH(歯牙接触癖)があると考えられて
います。歯が接触するときは食事の時だけです。時間にして1日3食
合わせても約30分です。それ以外は上下の歯はぶつからないように
注意が必要です。自分では気がつかないような弱い力でも咬み合わせ
ることで顎の筋肉が緊張しつづけることになります。仕事や家事の
合間に、集中してしまい無意識で上下の歯を噛み合わせ続ける癖を
TCHといいます。このTCHが原因で歯が欠ける、口が開かない、
歯が割れる、顎が痛い、など口腔内だけでなく頭痛、肩こり、めまい
等全身にも影響が現れることがあります。このようは患者様には
入れ歯では動いて噛みずらいし、ブリッジにすることで支える歯に
さらに大きく負担がかかることを考えると、インプラントが一番適し
ていると思いますが、インプラントを入れることで注意しないと
よく噛めるようになるために、ついつい噛みしめてしまい歯が欠け
る、口が開かないなど様々な影響がでることが考えられますので、
セルフケアには十分気を付けてください。