上の顎の薄い部位に人工骨を使いインプラントの埋入を行った症例(レントゲン画像)

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上の顎の薄い部位に人工骨を使いインプラントの埋入を行った症例(レントゲン画像)

これは上顎奥歯のインプラント埋入した

レントゲン画像です

画像1をご覧ください

骨の厚みは約2ミリ

ここに長さ10ミリのインプラントを

埋入します

しかし骨の厚みがないので

上顎洞内に8ミリ骨の厚みの不足分を

人工骨を使い

上顎洞内に骨を充填します

この方法が

骨を充填する部位によって

「ソケットリフト」または

「サイナスリフト」と

呼ばれる方法です

専門的になりますが

上顎洞に

人工骨を充填するというのは

上顎洞内のシュナイダー膜をはがして

骨とシュナイダー膜の間に

人工骨を入れています

画像2

シュナイダー膜とは

例えると卵の膜と同じくらいに

薄いものなので

とてもデリケートなのです

 

画像2では

人工骨が

丸くドーム状になっていますが

通常はこのような形で

手術は終わります

ただし

あまり多くの人工骨を

充填すると

シュナイダー膜が破れて

しまうことがあります

そうなると

急性上顎洞炎を起こし

いったんインプラントを

撤去し

上顎洞炎が収まってから

数か月後に

再度

人工骨を充填するという

非常に長い治療期間を

必要とします

 

次回のブログでは

このようなリスクを回避するために

ショートインプラントを使った

インプラント埋入を

説明します

 

 

 

 

 

 

 

 

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