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HAインプラントの特徴(タイプ4の骨質でも大丈夫)
スプラインHAインプラントの特徴
今回は骨質についてお話します。
骨質は4つのタイプに分かれます。
一番硬いのがタイプ1で、少しずつ柔らかくなるにつれてタイプ2、
タイプ3そして最後はタイプ4です。
インプラントの形状はまさしくネジのように時計回りに回転させなが
ら入れていきますので、硬い骨であればあるほどしっかり止まること
は、想像できると思います。
チタンインプラントはそのことがインプラント手術の絶対条件で、
硬い骨には最適と言われています。
しかし上の奥歯の骨の硬さはタイプ4の骨質がおおいのです。
タイプ4の骨質とはスポンジ状と例えられており、大変柔らかく、
スカスカな状況になっている場合が多いのです。
その場合チタンインプラントを使用する場合には、予め
マニュアル通りに定められた大きさのインプラントを埋入する窩より
も意図的に小さく形成しておいて、インプラントがしっかり動かない
ように埋入する方法を用いますが、思った通りに行かない場合が
出てきます。つまり予定通りの期間内にインプラントが骨と結合しな
かったり、せっかく埋入したインプラントが脱落する場合も出てきま
す。その点スプラインHAインプラントはチタン合金に50ミクロン
のハイドロキシアパタイトがコーティングしており、
このハイドロキシアパタイトがインプラント周囲の骨から
骨の形成に関与する骨芽細胞を引き寄せる作用があり、
その結果インプラントを埋入する骨質がタイプ4の柔らかい
骨であっても、チタンインプラントよりもしっかりと、
確実に骨と結合を得ることができるのです。