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インプラントと天然歯との違い(骨との結合)
インプラントは骨の中に埋入すると、
24時間以内には骨との結合が開始され数カ月には
隙間なく直接結合します。
これがいわゆるインテグレーションという状態です。
HAインプラントもチタンインプラントもそのインテグレーションを得る
過程は非常によく似ています。
しかし最後はHAインプラントはバイオインテグレーションと云われるように
骨とインプラント間がカルシウム結合しますが、
一方のチタンインプラントはオッセオインテグレーションといわれ
HAインプラントより骨との結合の度合いは下がるものの、
臨床上では、インプラントを埋入する部位の状況(骨の硬さ、
骨の幅、抜く歯があるかないか、さらには神経または上顎洞までの距離な
ど)で、それぞれの長所を発揮できるインプラントを使い分けています。
インプラントは天然歯と違い歯根膜という歯と骨をつなぐ靭帯組織が
ありませんので、数か月後には慣れてきますが、
硬いものや軟らかいものを識別することが困難となり
しっかり噛んでいるのに、噛んでいない感覚が
一時的に生じる場合があります。