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70代にインプラント治療をされ15年後の状態
15年前に70代前半で
右上奥歯と左下奥歯に
それぞれ1本ずつインプラント治療を
行った患者様です
埋入時のインプラント周囲の歯の
すり減り具合を見ていただくと
月日の経過を感じますね
右上奥歯のレントゲン画像では
インプラント周囲に
若干の骨の吸収がありますが
日常においては
全く問題ありません
インプラントを長持ちするためには
1、感染のコントロール
2、力のコントロール
が大事です
1、については
日々の口腔ケアです
歯科医院でご説明するブラッシング方法は
はじめは慣れない清掃器具もあり
時間がかかることもあるとは思いますが
毎日少しづつでも行いましょう
歯垢は細菌の塊ですので
歯ブラシ、歯間ブラシ、タフトブラシ
フロス、スーパーフロス等で
歯垢を掻きとることが大切です
2、については
歯牙接触癖(TCH) 歯ぎしり、食いしばりが
ある方や固いものが好物な方
インプラントに過大な力が加わるような
生活習慣がある場合は
注意が必要です
インプラントは天然歯のように
折れることはありませんが
噛む力によって
インプラント周囲の骨が吸収します
これは
インプラントだけではなく
天然歯でも全く同じで
歯周病になる原因の一つです
インプラントは「人工物」ですが
自分の口腔内に入れば
ご自身の歯以上に
セルフケアをお願いします