インプラントの被せ物を接着剤ではなくスクリューで固定する理由

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インプラントの被せ物を接着剤ではなくスクリューで固定する理由

従来インプラントの被せ物は

天然歯と同様に

インプラントにアバットメント(土台)を立て

セメントで被せ物を接着してきましたが

そのセメントが

インプラントの被せ物の周りに

残ってしまうとその影響で

インプラント周囲炎を起こす

リスクが高くなることがわかってきました。

セメントは歯茎の中に残りますので

取り除くことが困難な場合があるからです。

通常の歯が歯周病になりますと

歯がぐらぐらしてきます。

これは歯を支えている骨が吸収しているからです。

インプラント周囲炎も同じよう

インプラントを支える骨が吸収を起こします。

これを治療するためには

最終的に歯茎を開いて

人工骨をなくなった骨の部分に

補填しなければなりません。

歯磨きや投薬では治癒は難しく

ひどくなると

インプラントを撤去することにもなります。

インプラント周囲炎の原因には

さまざまな要因が複雑にからみ

発症しますが

その一つであるセメントを使用しないように

なっています