記事タイトル
上の前歯5本欠損にインプラント3本で治療した症例
1、術前診断 治療計画
上の前歯のブリッジを
支えている歯が虫歯になり
保存することが不可能で
再び
固定式のブリッジをするには
インプラントが必要なのですが
かなり骨が薄いので
他院から手術を
依頼された患者様です。
治療計画としては
ブリッジを支えている歯を
すべて抜歯すると
5本歯が欠損することになります。
(丸印の部分)
インプラントは3本埋入すれば
十分噛む力に耐えらえれます。
またいつでも
インプラントの被せ物が
取り外せるように
セメントで固定するのではなく
スクリューで固定するようにします。
2、インプラント埋入
CTで得られたデータをもとに
使用するインプラントのメーカーとサイズは
あらかじめ決められるので
その分手術の時間短縮となります。
今回はインプラントを3本埋入(矢印)しましたが
骨の薄いところには人工骨を補填をしました。
5歯欠損しているため
本来ならば
暫間インプラントを使い
仮歯の安定を図るつもりでしたが
暫間インプラント(太さ2.8ミリ)
も入れることができないほど
骨の厚みがありません。
患者様には術前に
「仮歯は外れやすい」という理由を
十分説明してから手術に入るようしてます。
3、被せ物の装着 メンテナンス
患者様の中には
「インプラントは人工のものだから
虫歯ならないから
メンテナンスは必要ない」と
思っている方もいます。
インプラントは
虫歯にはなりませんが
お手入れが悪くなると
自分に歯のように歯周病になります。
硬いものが好きな方は
インプラントの被せ物が欠けたり割れます。
歯ぎしりや食いしばりの強い方はインプラントが入ることにより
よくかめるため
顎関節が痛くなることがあります。
虫歯にならないこと以外は
自分の歯と同じだと考えてください。
検査代
CT撮影料 ¥12000+税
その他保険負担金がかかります
相談料
無料
費用
インプラント1本 35万円+税
ダミー 1本 15万円+税
合計 135万円+税
治療期間 5~6か月