記事タイトル
インプラント３本で総入れ歯の安定を改善した症例
１、術前診断、治療計画
患者様のお悩みは
上顎は左右奥歯が1本ずつありますが
それ以外は欠損しています。
一方下顎はすべて歯は欠損です。
かなり前に抜歯したため
上下の顎はかなり吸収しています。
（それだけでなく入れ歯が動くことで
顎の骨の吸収が早まることもあります。）
そのため特に下顎の入れ歯が悪いため
食事や会話に不自由のため
インプラント希望で来院です。
今回の症例は入れ歯の安定を向上させる為
インプラントを使います。
可能であれば前歯と奥歯にインプラントを
入れたいのですが
ＣＴ撮影したところ
下顎の奥歯は骨の吸収が進み
下顎管神経までの骨の厚みがなく
インプラントの長さが
8ミリ以下のショ―トでも埋入が困難です。
そこで
前歯の部分に
直径5ミリ長さ5ミリの
バイコンインプラントを
３本埋入することにしました。
当クリニックでは
バイコンインプラントは
このように骨の吸収が進み
通常のサイズや形状のインプラントが
摘要できない場合に用いています。
２、インプラント埋入
インプラントを埋入する穴を
形成する際
通常はドリルを
使用しますが
顎の骨が薄いため
ピエゾという器具を
使用します。
この器具は
固い骨は削ることは
できますが
血管や神経に触れても
損傷を与えることはなく
安全に手術を
行うことができます。
３、入れ歯の装着、メンテナンス
インプラント埋入し
3ヶ月後にインプラントと骨が
しっかりと結合していることを
ペリオテスターという器具で
確認したあと
インプラントにケラタ―という装置を
装着します。
メンテナンスは
インプラントだけでなく
入れ歯の適合状況を診ていきます。
入れ歯の適合が悪くなると
食事中など
動きやすくなるぶん
インプラントに負担が
かかるからです。
検査代
ＣＴ撮影 ￥１２０００円＋税
その他保険負担金がかかります。
相談料
無料
治療費
インプラント1本（25万円＋税）×3
75万円＋税
期間 ４～６カ月程
