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右下歯の根が割れた奥歯を抜歯してから数カ月後にインプラント1本埋入
1、術前診断、治療計画
ご家族の紹介で来院された患者様です。
右下奥歯(6番)を他院で歯の神経の治療し
被せものを入れました。
その時
「歯の根にヒビが入っているかもしれない」と
指摘されていたそうです。
最近になり頻繁に違和感を感じるようになり
CT撮影したところ
破せつが確認できましたので
抜歯しました。
インプラント治療を希望されましたが
患者様のご都合で
2ヶ月後になりました。
インプラントの埋入方法は
抜歯後経過した日数によって
1、成熟側埋入
2、抜歯待時埋入
3、抜歯即時埋入
に分けられます。
上記の3種類の方法は
使用するインプラントや
埋入予定部位の骨の欠損状況により選択します。
この症例は
抜歯待時埋入になります。
抜歯待時の利点は
治療期間は長くなるものの
ある程度骨の再生が見込めます。
太さ4、8ミリ、長さ8、0ミリの
チタンインプラントを
使用しました。
2、インプラント1次手術、2次手術
表面麻酔に続けて浸潤麻酔を行い
歯肉を切開、剥離して
マニュアルに従ってインプラントを埋入します。
神経までの距離やインプラント周囲の骨の厚みなど
安全にインプラント手術ができるように
インプラント埋入前と埋入後には
CTで確認をとります。
3、被せ物の装着、メンテナンス
メンテナンスは
インプラントの埋入部位だけでなく
清掃の度合い
噛みしめの強さ
歯周病の罹患状況
などから
メンテナンスの期間を
患者様ごとに決めています。
被せ物はジルコニアです。
かみ合わせの部分には
直径3ミリの穴が開いている状態で
出来上がります。
口腔内に装着後
合成樹脂で封鎖します。
検査代
CT撮影 12000円+税
その他保険負担金がかかります。
相談料
無料
治療費
インプラント1本35万円+税
期間
3~4か月程度