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上下総入れ歯にインプラント6本埋入し義歯の安定を図った症例
1、術前診断、治療計画
患者様のお悩みは
現在上下総入れ歯のため
▼すぐに外れる
▼痛くて食事ができない
ということで
インプラント治療を希望されました。
かなり前から歯を失ったらしく上下の歯ぐきは
大きく吸収していました。
まずパノラマレントゲンで
全体的な骨の形態や吸収の度合いを把握します。
上下の部位にインプラントが何本可能か検討します。
つぎにCT撮影に移り
下顎神経や上顎洞さらには鼻腔など重要な組織までの距離や
インプラントの回りに骨の厚みは
どのくらい確保できるのか
インプラントシュミレーションソフトを使い、精査し
使用するインプラントのサイズを決定します。
インプラントの説明は
口頭ではなかなか理解頂くことは難しいところもありますので、
症例写真をまとめたファイルを用意してありますので
それを使いながら
治療の流れを説明します。
上の顎には4本のHAインプラント
下の顎には2本のチタンインプラント
を使い入れ歯の安定を向上させることにしました。
この時にインプラントが骨に結合しなかった場合、再埋入についても
十分時間をかけて説明を致します。
2、インプラント1次手術、2次手術
術前のインプラントシュミレーシュンソフトの診断に基づいて
インプラントを上下合わせて6本埋入しました。
インプラントは埋入してから
24時間後には骨と結合を開始しますので、
それを阻害しないように
入れ歯の内側を大きく削りますので入れ歯が緩くなります。
その点を患者様には術前に十分ご理解して頂いてから、
手術をはじめるようにしています。
3、入れ歯の調整、メンテナンス
インプラント手術を行い3~4ヶ月経過し
患者様に自覚症状はなく
レントゲンでも問題もなく
インプラントは
骨と結合しましたので、
インプラントにはケラタ―
入れ歯にはメールキャップ
という装着をつけて入れ歯の安定を計ります。
当クリニックでは
まずは今まで使用されていた入れ歯にメールキャップを
取り付けて、食事をしていただきます。
それは
インプラント義歯(入れ歯)の取り扱いに
早く慣れていただくためです。
その後必要があれば
新しく入れ歯を作製するようにしています。
検査代
CT撮影12000円+税
その他保険負担金がかかります。
相談料
無料
治療費
インプラント1本(25万円+税)×6
150万円+税
静脈内鎮静法
6万円+税
合計156万円+税
期間 7カ月程
入れ歯は保険適適用で作製