記事タイトル
暫間インプラントとはなんでしょう？
「暫間（ざんかん）インプラントと」のいう言葉は
皆さんはほとんど聞いたことがないと思います。
暫間インプラントの目的は
インプラントが骨と結合するまで
仮歯の支えとして使用するものです。
具体的には
前歯にインプラントを埋入した場合
インプラントが骨に結合するまでには時間がかかります。
その間
歯がないと困りますから、仮歯を両脇の歯に接着して固定します。
しかし
気をつけて食事をしてもどうしても、噛む力に押されて
外れやすいものなのです。
営業の方や人前で話す機会がある方などは
歯がないと困ってしまいます。
仮歯は、はずれたら自分では戻すことはできません。
もうひとつの方法は入れ歯です。
入れ歯は、外れる、喋りにくい、食べにくいなど違和感が強く、
日々鬱陶しいものがあります。
まして入れ歯が嫌でインプラントにしたのに
治療中とはいえ短い期間であってもしたくないというお気持ちは
当然でしょうね。
そのために暫間インプラントを入れて
仮歯の支えを増やすことにより
仮歯が外れにくくするために使用します。
暫間インプラントは骨と結合しませんので
インプラントが結合したこと確認できたら撤去します。
撤去は反時計回りにまわすことで容易に行えます。
当クリニックが使用している暫間インプラントのサイズは
長さは１０ミリで直径が２ミリです。
直径は通常のインプラントの半分ですから
かなり骨の薄い部分でも入れることが可能です。
前歯だけではなく犬歯の後ろなど
女性なら笑ったときに歯がないのは
気になる部分です。
そのような時にも使います。
画像１
2つのインプラントの間に暫間インプラントが入っています。（赤丸）
暫間インプラントと両わきの歯で仮歯を支えます。
画像２
2つのインプラントが骨としっかり結合したことが確認できたら
撤去します。（赤い矢印）
画像３
被せものを入れたところです。
画像４
別の患者様です
上の前歯に2本インプラントを入れ
その間に暫間インプラントがあります。(赤い矢印）
これを入れるだけで
仮歯はだいぶしっかりします。
当クリニックでは
暫間インプラントの費用は頂いておりません。
