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他医院ではインプラントをするには骨が足りないからインプラントは無理と言われた上顎奥歯に人工骨は使わずワイドタイプのショートインプラントを使い治療を終えた症例
1、インプラント埋入前
左上奥歯に4本つながったブリッジですが、それを支える奥歯(黄色
い丸印)が歯周病になり抜歯することになりました。患者様はインプ
ラントを希望されましたが、骨がないということでインプラントす
なら、前もって上顎洞に骨を作るしかないという診断をされて、当院
にインプラントの相談に来られました。CTで診ると黄色い丸印の部分
は0.5mm弱の骨の厚みでした。この状態では抜歯してすぐにインプ
ラントを埋入することは出来ません。そこでまずは抜歯しました。そ
の時骨を足すことはしませんでした。通常なら抜歯して歯茎が治癒す
る数か月間待ってから上顎洞に骨を作るという治療の流れになります
が、そのまま経過を診ていくとわずかですが骨が再生してきます。骨
が1.5ミリ程度再生するまで3か月待ちました。そして再度CTを撮影
しワイドタイプのショートインプラントが埋入できるか確認し幅が
7.5mm長さが7.0mmのインプラントを選択しました。この治療法は
上顎奥歯に骨がない場合前もって骨を作るサイナスリフトやソケット
リフトと違い、患者様には優しく安全、安心してインプラントの埋入
を行うことができます。
2、抜歯3か月後にインプラント埋入
3,上部構造の装着
今回の症例では1年近く治療期間がかかりましたが、従来の骨を作く
る又は4~5ミリの太さのインプラントを使用する方法と異なり、一切
人工骨は使用していませんので感染のリスクを抑えることができます
し、ワイドタイプのショートインプラントを選択することで、インプ
ラント周囲炎のリスクも抑えることができます。