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上顎フルマウス(上顎の歯をすべて抜歯しインプラントを使い固定式にする)の仮歯の目的はいろいろあります
上顎がすべて歯周病に罹患し保存ができない状態で来院された患者様
です。ご相談した結果治療計画は上顎をすべて抜歯し4本のインプラ
ントを埋入し10歯繋がっインプラントブリッジを装着する計画です。
このような場合総入れ歯を前もって作り、そのあとで歯をすべて抜歯
し入れ歯を入れて過ごしてもらう。そして抜歯した部分の歯茎が治癒
してからインプラントを埋入するという治療相談でもよく伺う治療計
画では、歯がない期間は総入れ歯で過ごしてもらうことになり、患者
様のQOLが大きく低下します。当クリニックではインプラント治療期
間中もなるべくいろいろな面で不自由がないようにインプラント手術
の前に保存できない歯をすべて抜きcようことはしません。ブログで
はうまくお伝え出来ませんが、いずれ抜歯する歯でもインプラント治
療中はなるべく保存し、患者様のQOLが低下しないよう常に注意して
います。特にインプラントの大きな症例ではプロビジョナルという
完成した被せ物と全く同じ形態の仮歯を何度も作り替え患者様のお口
に合うよう調整をしていきます
1、術前の口腔内写真
2、プロビジョナルが入った口腔内写真
この時点で歯の大きさ、かみ合わせ、発音、嚥下、歯の出具合、清掃が
うまくできるかなどを患者様に確認してもらい、大丈夫であればこれと
同じ形態のジルコニアブリッジを製作します。