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前歯から奥歯にかけてたくさんの歯を一度に治療するときには、インプラントと骨が結合するまでの間入れ歯または仮歯を入れます
奥歯に1本または2本という少ない数のインプラント治療の場合には、
インプラントを埋入した部位には仮歯を入れないことも少なくありま
せん。その理由としては他人からは見えない部分であることやインプ
ラントと骨が結合する間に仮歯がズレてしまい、その結合の妨げる可
能性があることなどが挙げられます。患者様には数か月間歯がないの
でその部分では食事は不自由にはなりますが、インプラントが骨と結
合することが第一優先事項ですから、施術者からもそれが一番安全、
確実な方法です。治療を行う歯の数が多く特に上下の前歯にまで及ぶ
場合には患者様のQOLは大きく下がりますので、歯を入れることにな
りますが、その方法としては仮歯または入れ歯になります。施術者側
からすると、入れ歯のほうがインプラントと骨との結合を妨げないよ
うにコントロールしやすいのですが、患者様のお仕事やお口の状態に
よっては入れ歯ではなく仮歯を入れて固定式にしておく必要がありま
す。そのためには即時荷重という治療方法は必須です。この埋入方法
によって患者様のインプラント治療期間中のQOL（生活の質）を妨げ
ないようにすることが可能となります。
1、インプラント埋入前
赤い点の6歯を抜歯してインプラント（黄色い矢印）を3本埋入する治
療予定です。
2、抜歯
３，即時荷重
赤い矢印が即時荷重した部分です。青い矢印は暫間インプラントです。
仮歯を安定させるために埋入し最終的には撤去します。
３，仮歯の装着
これにより患者様のインプラント治療期間中のQOL（生活の質）はある
程度確保できます。入れ歯では入れ歯を安定させる針金が見えることに
なりますし、入れ歯の違和感もありますのでこれを回避数ることができ
ました。
