すれ違い咬合の患者様にインプラントを埋入し20年経過した症例

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すれ違い咬合の患者様にインプラントを埋入し20年経過した症例

1,2011年インプラント埋入前

長年インプラント治療に携わっていますと、このような患者様も少し

ずつ増えてきます。このような症例からつくづくインプラントの有効

性を感じますし、日々セルフケアを継続されている患者様のご協力が

ない限り良好な治療結果を得ることは出来ないと再認識させていただ

いています。前回同様すれ違いの患者様です。前歯と奥歯には歯があ

りますが、ご自身の歯で噛むことろがなくこのような状態をくどいよ

うですが「すれ違い咬合」と呼んでいます。インプラントが臨床に

導入される前は、通常の入れ歯またはコーヌスクローネというデンチ

ャーしか治療方法はなく決して治療がうまくいくことはありません

でした。

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2,2024年 定期検査時の口腔内

黄色い丸印には左右の奥歯で噛めるように2本ずつインプラントを埋入

してブリッジを装着し、赤い丸印には前歯で噛めるように2本のインプ

ラントでブリッジを装着しました。咬み合わせ気がつかれて方もおら

れると思いますが、約1センチかみ合わせを高くしています。繰り返し

ますがこのような噛むところがない患者様に対してインプラントを使

い、咀嚼、嚥下、発音など多くの口腔機能を回復することができまし

た。口腔内の状況は大変良好で患者様は十分満足されています。

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