記事タイトル
すれ違い咬合に対してインプラントでかみ合わせを再構築した症例
1,インプラント埋入前
上の前歯(黄色い矢印の部分)や左下奥歯(赤い矢印の部分)が1歯
ではなく、複数歯失った患者様です。この患者様は右側だけでしか食
事ができないお口の状況です。このようなお口に対しては入れ歯で対
応することはほぼ不可能といわざるを得ません。上下の歯はトータル
数は沢山残っていますが、自身の歯同士が噛み合う部分が少ないので
すれ違い咬合と表現されます。このような咬み合わせは自身の歯同士
ではなく、片方が自身の歯、もう片方が入れ歯ですので噛み切ことが
が弱く、お口の機能を回復することは期待薄です。入れ歯は噛むこと
によって歯茎に沈み込んでしまうので、自身の歯に大きな力が加わり
続けるためにダメージを受けます。このような症例を経験させていた
だくとインプラントは失った歯の代わりだけでなく、残存する歯を守
りお口の機能を維持するために大きな役割を果たしていることがわか
ります。
2,上の前歯に2本のインプラントを埋入し5歯つながったインプ
ラントブリッジを装着
さらに左下奥歯には2本のインプラントを埋4歯つながったインプラン
トブリッジを装着。