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古くなった上顎の前歯をインプラントを使って審美を回復できた症例
1、インプラント埋入前
黄色い矢印の部分にある2本の歯が抜歯することになり、この部分に
インプラントを入れることはできるのか?ご相談に来られた患者様で
す。このような前歯を治療する場合には、インプラント治療中に患者
様のQOL(生活の質)を極力下げないような治療計画を立てることが
必要です。そのためにも抜歯即時や即時荷重というインプラント埋入
方法を選択すべきです。この方法は抜歯後すぐにインプラントを埋入
しますので、骨の吸収が進まないうちにインプラントを埋入できる
利点があります。なかには抜歯直後にインプラントを埋入することは
感染している抜歯窩に入れることだと異をもまだいらっしゃいますが
、今まで5000本をほぼその埋入方法を行ってきた自分としては全く
心配はなく、逆に前歯のような部分においては抜歯後治癒を待って
インプラント埋入を行うことは、骨の吸収が進み逆に埋入をむずかく
し、治療期間も長くなります。
2,抜歯と同時のインプラント埋入
3、暫間インプラントの活用
インプラントが骨と固まるのは2か月待ちますので、その間上の前歯
の仮歯が安定するように使用します。そして赤丸の部分は暫間インプ
ラントです。このインプラントは通常のインプラントとは異なり骨と
しっかりと結合しませんので撤去は容易です。
4、仮歯の装着
事前に用意していた仮歯を合わせて患者様は帰宅していただきます。仮
歯は両脇の歯と接着剤で固定してありますが、外れないように硬い食べ
物をには注意が必要です。
5、ジルコニアセラミックで製作したブリッジの完成
歯の裏側から2本のインプラントにスクリューで固定してあります。
CT撮影 ¥12000+税
その他保険負担金かかります
相談料
無料
費用
インプラント 1本 35万円+税
ダミー 1本 15万円+税
合計 85万円+税
治療期間 5か月