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手術を2回に分け上顎に5本のインプラントを埋入後10歯つながったインプラントブリッジを装着した症例
上顎には大きな部分入れ歯を使用されている患者様がインプラント治
療を希望され来院されました。上の歯の左側7本がなく、現在残って
いる右側の歯も歯周病や虫歯に罹患し保存が難しい状況です。お仕事
上、歯がないのは支障が出るということで手術を2回に分けて行うこ
とにしました。このような多くの歯の欠損に対するインプラント治療
においては日常生活のQOL(生活の質)をなるべく下げないように
治療を行うことが重要となります。手術を一度にするならばインプラ
ントを全て同時に埋入し、保存できない歯を抜歯することでその目的
は達することは出来ますが、では明日からインプラントが骨に結合す
るまでの数か月間食事を含め様々なことに不便を生じるようになりま
す。そのためにインプラント治療前の相談時に様々な治療パターンを
ご説明し、患者様の現在の状況に合わせて治療方法を決定させていた
だいています。具体的には歯がなくてもいいから一度にインプラント
埋入と抜歯を同時に行う、またはインプラント手術の前に入れ歯また
は仮歯を作成しておきインプラント手術後その日のうちに入れ歯また
は仮歯を装着するなどさまざまです。今回はインプラントの埋入本数
は5本ですが、1回目3本インプラントを埋入し、2回目に2本のインプ
ラントを埋入したときに前もって作成して起きた仮歯のブリッジを
口腔内に装着することで、一日でも歯ばない状態はなくお仕事にも
影響が出ることはありません。1本や2本でなく多くの本数を埋入する
場合は、皆さんインプラント手術後明日から歯がなくなったらという
ご不安をお持ちですので、ご不明な点はいつでもお聞きください。