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他院で行ったインプラントが感染して撤去したため骨が大きく吸収しインプラントは無理と断られた症例
1、インプラント埋入前
数年前に他院で右下(黄色い矢印)にインプラントを入れましたが、
感染し骨が大きく吸収してしまい再度インプラントを希望されました
が、骨が少ないということでインプラント治療を断られた患者様が、
当クリニックの患者様のご紹介で来院されました。赤い矢印が歯があ
った時の歯茎の位置ですが、それと比べて黄色い矢印の部分は大きく
骨が吸収してしています。下顎の奥歯では神経までの骨の厚みが重要
なのですが、ある一定以上に骨が吸収してしまうと通常のインプラン
トでは神経に非常に近接しまうのでインプラント埋入後麻痺を起こす
リスクが高くなります。では吸収した骨をインプラントを埋入する前
に作ってからインプラントを埋入すればいいのでは?と考える患者様
もいると思いますが、このように神経の近い部分に骨を作る(GBRと
いいます)は麻痺を起こす可能性が高くなります。またせっかく骨を
作っても人工的に作った骨は吸収しやすいまたは感染するリスクがあ
り当クリニックでは今では行いません。それよりもいかにして吸収
して薄くなった骨の中にインプラントを埋入するかが大切です。イン
プラントは人工的に作った骨の中に入れるのではなく、自分の骨の中
に埋入したほうが予後はいいです。ではこのように吸収した骨に埋入
できるインプラントは長さ8mm以下のショートインプラントになり
ます。今回の症例では長さ5ミリのショートインプラントを選択して
います。「人工的に作った骨は感染しやすい、吸収しやすい」という
事です。インプラントの長さ8ミリ以下のショートインプラントは
インプラントの長さ10ミリ以上のインプラントと比較しインプラン
ト治療後の経過はほぼ同じ程度に良好であることが学会等で認められ
ています。
2、インプラント埋入
3,ジルコニアセラミックブリッジの装着
CT撮影 ¥12000+税
その他保険負担金かかります
相談料
無料
費用
インプラント 1本 35万円+税
ダミー 1本 15万円+税
合計 100万円+税
治療期間 5か月