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当クリニックのインプラントの印象方法について
インプラントの製作方法には2つあります。一つ目は天然歯の型取り
と同じように、印象材を使う方法です。この方法は歪が生じます。歪
とは印象材をお口かから外すときや印象材や石膏の硬化の時に起こり
ます。精度の高いといわれる材料を用いても難しいものです。デンタ
ルテクニシャンの方が精魂込めて製作されたインプラントの被せ物も
模型上ではピタリと適合していても、その模型自体がお口の中とは
ズレていますので患者様の口腔内に合わせるには時間がかかりますし
、もしくは再製することになります。2つ目は光学印象といいまして
口腔内スキャナーを使いお口の中の状態を撮影します。つまりカメラ
でお口の中を撮影します。印象材を使うことはいっさいありませんの
で、非常に精密に製作することができます。ですから再製することも
インプラントの被せ物はほとんど時間をかけずに患者様の口腔内に装
着することができます。インプラントの専門医ではこの光学印象がほ
ぼ標準となっています。当クリニックでは異なるメーカーの口腔内ス
キャナーを2台備えていまして、1本のインプラントから最大8本のイ
ンプラントを支えにしたインプラントブリッジまですべてのインプラ
ントの被せ物に使用しています。特にインプラントの埋入本数が多い
症例ほど前述したとおり印象時の歪は大きくなり完成時まで費やす時
間が50%は短くなり患者様の負担の軽減に大きく役立っています。