ワイドタイプのショートインプラントと天然歯の大きさを比べてみました。

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ワイドタイプのショートインプラントと天然歯の大きさを比べてみました。

1、インプラント埋入前

右上奥歯(黄色い矢印)が動いて噛むことができないという患者様で

す。CTで確認したところ歯の根の周りに大きな炎症があり保存するこ

とはできないとお伝えしました。では抜歯後どうされるのかを抜歯の

前にご相談したところインプラントを希望されました。当クリニック

では抜歯をしてから数か月待ってインプラントを埋入するという治療

方法は骨の吸収が進みかえってインプラントの埋入が難しくなるとか

治療期間が長くなるなどの理由でなるべく抜歯即時埋入という治療方

法を選択しています。今回はワイドショートインプラントと実際の

歯の大きさを画像でご覧いただきたいと思います。さまざまなデータ

がありますが、上顎第1大臼歯の歯冠の大きさは女性で10.39ミリ、

男性で10.91ミリです。今回のインプラント埋入部位は上顎第2大臼

歯の為第1大臼歯より若干小さくなります。今回使用したワイドタイ

プのショートインプラントは幅が8.5ミリです。以前はインプラント

の幅が5ミリのものが最大でしたので、それに比べると埋入する部位

の歯冠径とほぼ同じサイズのインプラントを埋入することになります

。上顎の奥歯には噛む力が大きく加わりますので、インプラントの径

が大きくなることでインプラント周囲の骨の吸収を抑制することがで

きます。また径が大ききなることで骨の厚みが少ない場合でも前もっ

て骨を足すこともありませんので、患者様にとってやさしいインプラ

ント治療を提供することができます。

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2、インプラント埋入後

手前の歯牙(赤い矢印)の歯冠径とほぼ同じ大きさのインプラント(黄

色い矢印)を埋入できたことが御確認できると思います。

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