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当クリニックでワイドタイプのショートインプラントを選択している理由とは
1,インプラント埋入前
右下奥歯(黄色い矢印)に詰め物が取れて再治療ができなく、前医で
抜歯が必要と診断された患者様です。治療の選択肢は年齢的にブリッ
ジあるいはインプラントです。ブリッジは両脇の天然歯を削合するた
め、インプラントが治療の第1選択肢と考えられています。まれに抜
歯をしてこのまましばらくたってからインプラントを考えたいという
患者様もいます。お仕事の都合などでなかなか時間が取れないことも
あるとは思いますが、歯はずっとその位置にとどまっていません。少
しずつ動いていますので、両脇の歯や対合歯(今回の場合は真上の歯
を指します)が欠損している歯の部分に移動してきます。移動する
スピードは個人差がありますが、歯が動いてしまうとたとえインプラ
ントで治療をしたとしても、食渣が詰まりやすくなったりするなど口
腔清掃に気をつけなければならなくなりますので、なるべく早い時期
に治療を開始することをお勧めします。
2,抜歯とインプラント埋入
当クリニックでは3年前からワイドタイプのショートインプラントを
主に使用しています。その大きな理由としては従来のインプラントに
比べて径が2倍弱大きいので噛む力をしっかり受け止めることができ
ますので、そのためにインプラント周囲炎になりにくいという利点が
あります。さらに径が太い分骨の中に深く埋入する必要がないので、
今まで以上に安全にインプラント治療を行うことができます。
3、セラミックの被せ物の完成