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右上奥歯の差し歯が外れて再治療はできず即時荷重インプラント埋入を行った症例（治療途中）
1,インプラント埋入前
右上奥歯の差し歯が外れたと来院された患者様です。口腔内を診てみ
ると歯の根が黒く歯の付け根にできた虫歯が原因だったことがわかり
ます（黄色い矢印）。CTで歯の根の状態を確認したところ歯の歯の
虫歯が深く再治療をして差し歯にすることは出来ないと判断し、患者
様に説明し抜歯する前に相談したところインプラント治療を希望され
ました。
2、抜歯とインプラント埋入
抜歯した後、歯茎を切開せず（フラップレス）でインプラントを埋入し
ます。フラップレスで行うことにより術後の腫れを抑えることができま
す。
3、アバット（土台）の取り付け
埋入したインプラントはISQ（インプラント安定指数）を測定したと
ころ数値は70以上でしたので即時荷重を行う条件が揃いました。イン
プラントにピーク材というアバットを取り付けます。即時荷重はすべ
てのインプラントではできません。即時荷重を目的としたインプラン
トのみ可能です。（赤い矢印）
４，仮歯の装着
仮歯を装着します。この仮歯がプラスティックでインプラントが骨と
しっかりと結合しセラミックの被せ物が完成するまで使用していただ
きます。この部位で硬い食べ物は摂取しないようしてください。誤っ
て食べてしまうとインプラントと骨の結合が遅くなったり、インプラ
ントを再度埋入することになる可能性があります。
