右上犬歯を含み前歯4本を抜歯し抜歯即時と同時にインプラントを埋入し仮歯を入れた患者様の1週間後の口腔内の状態

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右上犬歯を含み前歯4本を抜歯し抜歯即時と同時にインプラントを埋入し仮歯を入れた患者様の1週間後の口腔内の状態

1,インプラント埋入前

右上前歯が動いているという主訴で来院された患者様です。お口正面

の画像(黄色い丸印)では差し歯がありますので噛み合わせが強いま

たは差し歯が緩んでいるのかなとまずは考えますが、歯の裏側を見

てみますと犬歯がしっかりとはえることができない状態になっていま

す。このように歯茎と歯の大きさがアンバランスのために歯が並びき

れずになっているので、食渣が歯と歯の間に詰まりやすくさらに清掃

も困難です。そのために歯茎が腫れやすく虫歯になるリスクも高くな

ります。早速CTでその部分の骨の状態を確認してみたところ、犬歯を

含め4本に歯周病が進んでいました。被せ物を直したり、歯周病の治

療やヒ日々のブラッシングを頑張ってみても根本的にはこの歯並びを

変えることが必要で、歯周病の進行具合から考えても抜歯が必要と判

断しインプラント治療をお勧めしました。患者様も長年食渣が詰まる

や歯茎の腫れなど不快感をお持ちの為、提案させていただいた治療計

画を承認していただきました。

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赤い矢印が犬歯です。歯が重なり合っているので食渣が詰まりやすい

状態です。

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2,抜歯とインプラント埋入

右上犬歯を含めて4本を抜歯し、同時に歯周病にしている歯茎の部分

を十分に搔爬したあと2本のインプラントを埋入しました。術前のC

T撮影で十分な骨の厚みがありましたので即時荷重を行えることが確

認できていましたので、画像は撮影していませんが土台(アバット)

を取り付けプラスティックの仮歯を装着し治療を終えます。即時荷重

の利点はこのようにその日のうちに仮歯が入ることです。それも埋入

したインプラントを支えにして仮歯が入りますので、外れにくく治療

期間も短くなりますので患者様にとっては有益なものとなります。

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3,1週間後のインプラント埋入部の状態

黄色い矢印の部分にそれぞれインプラントが埋入しており、それを支

えにして仮歯(赤い丸印)は入っています。患者様は腫れや痛みはほ

とんどあらませんでした。このまま2か月間この部分で硬い食べ物を

取ることをしないように十分注意が必要です。治療終了後ブログにア

ップします。歯を抜いて数か月待ってから骨を作るまたはインプラン

トを埋入する治療では治療期間が長すぎますので、当クリニックでは

抜歯即時または即時荷重インプラント埋入をインプラント治療の第一

選択肢としています。

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