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上の奥歯の骨の厚みが2ミリの場合のインプラント治療
左上奥は2本が欠損している患者様がインプラント治療を希望され来
院されました。前医に骨が薄いのでインプラント治療はできないと断
れたそうです。上の奥歯は一般的に骨がうすくインプラント治療にと
って難症例になる場合が多くなる部位です。「骨が薄いから骨を足
す」これは当たり前のことですが、非常に繊細な操作が必要でわかり
やすい言い方をしますと、「卵の殻とその内側についている薄い膜の
間に人工骨を入れることになります。その薄い膜は人工骨が多くなる
ほど、また歯周病など炎症がある場合、喫煙者など様々な条件によっ
て薄い膜は脆弱さを増し破けやすくなります。破けるとインプラント
は埋入できなくなり、その薄い膜が修復する数か月後に再度人工骨を
入れることになります。リスクが高い治療方法といえます。現在では
インプラントの性状や形状も進化し、ワイドタイプのショートインプ
ラントの出現で、骨が薄い場合でも人工骨を使用することなくインプ
ラントを埋入することができるので、膜が破れて人工骨が原因による
急性上顎洞炎になるリスクはなくなりました。治療期間も大きく短縮
することができるようになりました。
1,インプラント埋入前
骨の厚みは2ミリ程度です
2、インプラント埋入
人工骨は一切使用せずワイドタイプのショートインプラントを埋入しま
す。
3、セラミックブリッジの完成
骨の厚みが2ミリでも4か月でインプラントと骨の結合が確認できました
。人工骨を使用しなくても骨の再生はもともと備わっている機能を利用
することで可能となります。
CT撮影 ¥12000+税
その他保険負担金かかります
相談料
無料
費用
インプラント 1本 35万円+税
ダミー 1本 15万円+税
合計 85万円+税
治療期間 4か月