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他院で骨がないので骨を作りましょうと診断された患者様へ ~その2~
インプラントを長期にわたり良好な状態で維持するためには様々な条
件が必要です。患者様側から考えると健康であること、年齢、口腔内
をセルフケアできること(歯磨きだけでなく、噛む力をコントロール
できることも含みます)、骨があることなどが挙げらえます。その中
でも大事なことはインプラントを骨の中に確実に埋入できるかどうか
かかっています。それもインプラントの周り360度自分の骨に囲まれ
ていることが重要です。しかし歯周病や歯根破折では抜歯をする歯の
周りには骨が少なくなっていますので、その状態で抜歯をすればさら
に骨の吸収は進みますので、インプラントを埋入するには骨が足りな
くなりことがあり人工骨を使おうとしますが、成功する確率が高い
処置ではありません。またなんとかできたとしても長期に持つわけで
もなく吸収するリスクもあります。術後の腫れや痛みがひどくなるこ
ともあり転院されてきた患者様もいらっしゃいます。