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インプラントを埋入した日に仮歯が入る即時荷重インプラント埋入
お口全体が虫歯や歯周病になり嚥下、発音、咀嚼等失われた口腔機能
を回復するためにインプラントを使い固定式のブリッジを装着する治
療計画です。前回でも少しお話をしましたがインプラント治療は時間
がかかるのが欠点です。そのために患者様は治療期間中慣れない入れ
歯やあるいは歯がない期間を過ごさなければなりません。この症例で
は上顎の歯はすべて抜歯となりますので、従来の治療方法ではまずは
保存できない歯を抜歯し、抜歯した部分が治癒した後総入れ歯を製作
します。その後インプラントを埋入するという治療の流れとなります
。この方法は間違いないではありませんが、治療期間がかかりすぎる
またその期間中総入れ歯を使用せずるを得ませんので、仕事を含め
日常生活に少なからず影響を及ぼします。そのために当クリニックで
は抜歯即時インプラント埋入、さらには即時荷重インプラント埋入を
積極的に取り入れて治療期間の短縮と固定式の仮歯を入れることによ
り治療期間中の様々な患者様のご負担を軽減するよう努めています。
1,インプラント埋入前
7つの黄色い矢印の部分にインプラントを埋入します
2,抜歯と同時にインプラント埋入
3,仮歯の装着
インプラントを埋入したその日に仮歯を装着します。患者様は審美性
と咀嚼が回復されます。本物の被せ物ではありませんがインプラント
治療期間中のQOL(生活の質)はある程度確保できたと思います。な
おすべての症例で必ず仮歯が入ることは限りませんのでご了承くださ
い。治療の続きは後日お伝えします。