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インプラントのメーカーの違いによって本当に骨との結合は違うのでしょうか?
インプラントの経験は40年近くなりました。初めて埋入した患者様の
お名前は「S」様、部位は右下6番で使用したインプラントは「k
社」です。それから歯周病やイをンプラントの講習会など日本だけで
なく海外の講習会に参加し今まで10種類近くのインプラントを経験し
てきました。それはインプラント治療を続けていけば様々な症例を経
験しますので一つのインプラントでは対応できないと感じるようなり
ました。骨の厚み、硬さだけでなく噛む力等患者様お一人づつ異なり
ますので、どのインプラントを選択するかで治療期間だけでなく治療
結果も大きく違ってきます。インプラントの材質はチタンとHAしか
ありません。以前はその材質の差が大きく治療成績に差が生じると思
われましたし、症例によっては確かに治療期間は半分にもなりました
。しかしインプラントの材質、形状はさらにここ数年で進化しインプ
ラントの材質の差はほとんどなくなりました。そのことで難症例の
代表格である「骨の薄い上顎の奥歯へのインプラン治療」は大きく変
わりました。インプラントメーカーによって骨との結合に対する優劣
はなく、「インプラントの形状」が大きな影響を及ぼします。それは
長期間にわたる良好な治療結果にも反映します。これからも最新なイ
ンプラント治療を提供し続けたいと考えています。