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介護とインプラント
健康な方が介護になると
その方のインプラントはどうなるのか?という声を
最近聞くようになりました。
介護の現場にいる方が当院に治療に
来ています。
その方もインプラントを行うのに
少し躊躇されましたが、インプラントを希望されました。
介護度が上がり認知が進むと、口腔清掃も
おぼつかなくなり、問題を生じるケースもあると聞きます。
厚労省からは男性は9年、女性は12年介護となるという
統計が出ています。
インプラントを入れ、しっかりと食事ができ、活動的になり
健康寿命を延ばし、少しでも介護の期間を短くしたいというのは
誰しも願いますが、現実的にはうまくいかないですね。
これから避けて通れない問題になるかもしれませんが、
同じ歯科界で皆協力して、さらには医科の先生方とも連携し
入れ歯でもブリッジでも成し遂げることができなかった
噛む機能の回復、発音、嚥下、などなど
さまざまな素晴らしい特長を持つインプラント治療で
患者さんの健康維持、または増進に寄与できるよう
取り組むことが大切だと考えています。
「こんなことなら、インプラントしないほうがいい」という
先生の一部に入るそうです。
こんな本末転倒のようなことにならないよう
20世紀最大の発明とされるインプラント治療が
これからも一人でも多くの患者様に笑顔と書く喜びを
もたらすことを願っています。