記事タイトル
レントゲン画像を使い上顎奥歯のインプラント治療(骨が薄い場合)の説明 その2
1,インプラント埋入前
上顎奥歯にインプラントを埋入する場合、骨が薄いことが多々あり
そこにインプラントを埋入するときは、前もって人工骨を上顎洞の中に
補填する必要があります。上顎洞は個人差があり、特に黄色い矢印に
挟まれた距離が長いほど、補填する人工骨量が多くなり難しく
なります。
2,上顎洞に人工骨を補填せずに、インプラントを埋入した場合
インプラントはすべて骨の中に入れることが必要です。しかし
人工骨を補填しないと、インプラントの約7割は骨が足りませんので
インプラントが骨と結合することは、ほぼ期待できません。
3,インプラントを埋入する前人工骨を補填する
そのために、ソケットリフトやサイナスリフトという方法を用いて、
上顎洞内にあらかじめ人工骨を補填しておきます。
次回はソケットリフトについて説明します。
4,上顎洞内に人工骨を補填し、数か月後にインプラントを埋入する
人工骨は顆粒状ですので、数か月経過してある程度の硬さになるまで
待ってからインプラントを埋入します。これによってインプラント全
体が骨に囲まれた状態になりましたので、骨との結合ができるように
なります。