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即時荷重を行う理由でしょうか？
今回の症例は黄色い矢印の部分（右上4番）の抜歯を行ない同時に即
時荷重を行った症例です。即時荷重によりインプラントを埋入したそ
の日に仮歯を入れても、インプラントが骨の結合するまでの2か月間
は噛む注意が必要です。現在ではインプラントと骨が結合するには
最短で2,0 ~1,5 か月必要とされていますが、そのためその期間中に
硬い食べ物を噛んでしまうとインプラントが骨に結合することを阻害
してしまい治療期間が長くなります。当クリニックでは患者様には
その部分では柔らかい食べ物でも咬まないように、つまり使わないよ
うお伝えしています。ではそのくらい注意するならあえて仮歯は入れ
ず従来のインプラント治療のように歯茎の中に埋めておいたほうが安
全と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、たとえ噛むことが
できなくても歯がないのと歯があるとは全く異なり、お口の中は仮歯
であっても上下の歯が噛み合うことができますので左右又は前後的に
バランスがとれた状態を保つことができ、その部分がインプラント治
療期間中全く歯がない状態とは大きく異なります。そして患者様の
QOL（生活の質）の維持に大きく関与すると思います。
1、インプラント埋入前
2、抜歯とインプラント埋入
即時荷重が可能かどうかISQ値を測定し確認します。
3、仮歯の装着
インプラントにピーク材と呼ばれるアバット（土台）を取り付け、その
上に仮歯を装着し患者様は帰宅していただきます。この続きはあらため
てブログで報告します。
